掛川市外壁塗装コラム

外壁塗装工事に必要な期間はどのくらい?掛川市・袋井市・菊川市では助成金は活用できる?

マイホームの寿命に大きな影響を与えるのが、外壁です。外壁はさまざまな外部から脅威から、マイホームを守ってくれるものとなっています。この外壁がしっかりしていれば安心して暮らせますし、外壁に劣化があるとマイホームが受けるダメージは非常に大きくなります。この記事ではそういった外壁の塗装工事に関する期間やその手順をご紹介いたしましょう。さらに静岡県の中央部分にあたる掛川市・袋井市・菊川市における、外壁塗装工事への助成金制度などについても解説いたします。

1.外壁塗装工事は定期的に行うべき

外壁にはさまざまな工法が存在しますが、最終的に塗装を行い工事完了となることがほとんどです。つまり外壁の塗装はマイホームのもっとも外側で、雨や熱からマイホームと家族を守る重要な要素となっています。

外壁の塗料は一般的に7~10年ほどで劣化が顕著になるといわれています。色落ちやひび割れなど見た目でわかる劣化もあり、塗料のもつ効力が落ちてしまうといった目に見えない劣化もあるのです。

塗料の劣化を放置してしまうと外壁の素材にダメージが伝わり、外壁自体が劣化を起こします。外壁が劣化を起こすとさらにその内側である下地の劣化を引き起こし、最終的にはマイホームの内部にまで劣化の影響が及ぶことになります。

一見してきれいに見える外壁でも、定期的なメンテナンスや塗り替えを行うのがベストといえるでしょう。

2.外壁塗装工事の期間

外壁塗装工事の期間は、その家の立地条件や大きさなどによって前後しますが、おおむね10日~2週間ほどになります。一般的な外壁塗装工事の流れを、その手順ごとに確認しておきましょう。

ただしここでご紹介するのは、「すべて晴れていれば」という条件の日程です。塗装には乾燥が必要な工程が多く、雨が降ると作業ができない日もあります。

2-1.周辺住民への挨拶と準備(1日)

外壁塗装工事はマイホームの外側で行う工事になりますので、周辺の方にもある程度ご迷惑をかける工事になります。そのため公示前に周辺住民にあいさつなどを行いますが、多くの場合業者があいさつに回ってくれますのでご安心ください。

2-2.足場の設置(1日)

よほど巨大な住宅でない限り、足場の設置は1日で十分足ります。足場の設置前に自宅周辺に足場の設置の邪魔になるようなものがあれば、業者と相談のうえ移動させるようにしましょう。

2-3.洗浄(1~3日)

塗装前にまずは外壁の汚れを高圧洗浄機で落とし、きれいにする作業を行います。洗浄自体は1日あれば十分足りますが、その後乾燥させる必要があり乾燥に1~2日ほどが必要になるのです。

2-4.下地補修(1~3日)

外壁が乾燥したら下地の補修です。ひび割れや目地埋めなどの作業が中心となります。この作業を怠り塗装だけにしてしまうと、下地の劣化が進み外壁の耐久性も一気に落ちてしまうのです。

2-5.養生と下塗り(1日)

下地の補修が完了したら、塗料がついてはいけない部分を養生し、まずは下塗りを行います。養生は窓にもされ、ここから先は換気がしにくくなります。家に人がいる間は玄関を開けるなど、意識しておくとよいでしょう。

2-6.中塗り(1日)

外壁の塗装は3重に行うのが一般的で、中塗りの作業が入ります。

2-7.上塗り(1日)

最後に上塗りをして塗装自体は完了です。しかし工事自体は完了ではありませんのでご注意ください。

2-8.点検・細部調整(1日)

最後に業者による目視確認で、塗りムラや塗り残しがないかのチェックを行い、塗りなおし・塗り足しが必要な部分を手作業で修正します。業者のチェックが終われば依頼者と一緒に細部までチェックをし、問題がなければ塗装完了です。気になる部分はきちんと指摘するようにしましょう。

2-9.足場解体と片付け(1日)

すべての作業が終わったら養生をはがし、足場を解体・周辺の清掃を行い全行程終了となります。

3.掛川市・袋井市・菊川市における外壁塗装の助成金は?

外壁塗装工事に助成金を支給する自治体は少なくありません。ただし助成金を受けるには、さまざまな条件があり、その条件をクリアした場合にのみ受け取れると考えておきましょう。ちなみに助成金は借りるものではなく支給されるもののため、基本的に返済は不要です。

静岡県の中央部にある3市について調べたところ、2020年10月現在袋井市では該当する助成金は見当たりませんでした。掛川市においては、今年度(2020年)の助成金に関しては終了しています。菊川市に関しては、条件次第では助成金支給対象になる可能性があることがわかりました。

以下では掛川市と菊川市の例をご紹介しましょう。

3-1.掛川市 住宅リフォーム助成金

掛川市の場合掛川商工会議所が中心となり、年間1,500万円のリフォーム助成金が支給されます。助成対象者は掛川市在住で税金の滞納がなく、平成25以降この助成金を利用していない方に限られているのです。

支給金額は対象工事費用の10%で、最大10万円までの支給となっています。ただしこの助成金は申請日が6/3~6/9まで(2020年の場合)に限定されており、その期間に申請を行わないと助成金対象になりません。

また支給されるのは現金ではなく、掛川市内の店舗で使用できるパートナーシップ買いもの券での支給となります。

3-2.菊川市 熱損失防止改修工事

菊川市では、住宅の熱損失を防止するためのリフォーム工事を行った方に対し、その住宅にかかる固定資産税を減税する対策を行っています。熱損失防止工事の条件は、まず窓の耐熱工事を行うことが必須となっているのです。そのうえで外壁の耐熱改修工事を行うと、この制度の対象となります。

つまり耐熱性の高い塗料による外壁塗装工事も対象になる可能性が高く、この制度を利用した場合その年の固定資産税が1/3に減税されるのです。

4.まとめ

外壁塗装工事には少なくとも10日間、長ければ2週間以上の期間が必要になります。物理的に乾燥を待つ時間が長いため、これより極端に短い工期で終わらせるという業者の場合、必要な作業を省いている可能性があるのです。

期間はある程度かかりますが、大切なマイホームを長く維持するための定期メンテナンスになりますので、信頼できる業者に依頼するようにしましょう。

助成金に関しては、現時点での情報でしかありません。来年になれば助成金を設定する自治体があるかもしれませんし、助成金の内容も変わるかもしれません。ご自身で行政に確認する、もしくは地元の行政情報にも強い業者に依頼するなど、利用できる制度はしっかり利用するようにしましょう。

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